品質と安全の追求が、スキルアップにつながっている

前職は金属加工のオペレーターでした。安定はしていましたが、自分のスキルが積み上がっていかないことに不安を感じ、転職を決意しました。日触テクノファインケミカルを志望したのは、製品用途が幅広く、様々な知識を習得できると考えたためです。人材教育に力を入れ、異業種出身者でも活躍できる環境が整備されていることにも背中を押されました。また、家族もいましたし、自分自身もずっと千葉で育ってきたので、この先ずっと転勤がないことは大きなメリットでした。

私が現在担当しているのは、「(メタ)アクリル酸金属塩」といった粉体の製造です。名前を聞いただけではピンとこないかもしれません。でも実は、ゴルフボールやポテトチップスの袋にも使用される、なくてはならない素材です。それは身近な商品に姿を変えて、私たちの生活に溶け込んでいるんです。

そんな化学品の製造を任された当初は、いい意味で前職とのギャップに驚きました。例えば、前職の金属加工では電気やガスしか扱いませんでしたが、反応や充填といった当社の工程では、蒸気や窒素まで扱います。新しく学ぶことばかりで、とても刺激的です。その一方で、危険物を扱う場面も増えました。ひとつのミスが、不良品の山を築きかねません。そこで、通信教育の受講や資格取得を通じて、日々スキルアップに努めています。いかにして品質と安全性を担保するか。そこに向けてチャレンジすることが、この仕事のやりがいです。

業務後のお風呂タイムで、何でも言い合える仲に

日触テクノファインケミカルの好きなところは、風通しの良さです。とにかく社内の雰囲気がいい。入社の決め手にもなりましたし、今も楽しく働けている理由でもあります。社員同士の仲の良さにひと役買っているのは、お風呂タイムです。様々な化学薬品を扱う業務の性質上、仕事上がりにひと風呂浴びて帰るのが製造部社員の日課となっています。仕事の話からプライベートの話まで、何でも言い合える関係がここで育まれているんです。コロナ禍以前は他にも、歓送迎会や忘年会、納涼祭、ボウリング大会などのイベントが開催され、交流の機会は豊富にありました。

風通しの良さは、仕事のしやすさにもつながります。ヒヤリハットの共有や、メンバーのシフト調整、会議に参加するときなど、互いに気兼ねなく意見を言い合えますし、何か困ったときには自然と助け合うこともできます。仕事自体がどんなに面白くても、人間関係でつまずけば長く働くことはできません。その意味で当社は、好きな仕事に安心して挑戦できる会社です。化学という奥深いフィールドで、今後もスキルアップに励んでいきたいと思います。